Vol.12 看板

心機一転、新しい場所での教室が決まった際、私には引っ越す前から心に描いたどうしてもやりたいことがありました。

そのマンションは、通りに面していたので、ベランダに大きな看板を掛けたいと思ったのです。前のところは、ショッピングセンターの一番奥だったため、看板を出すのに適した場所が無かったし、第一錆びれたそこは、そんな雰囲気ではありませんでした。
友人の教室へ遊びに行くと皆、大きな看板を掲げています。内心それがとても羨ましく、(私もいつかあんな看板を出せるようになりたいなぁ。)としみじみ思いました。今考えると大したことではないのですが、前のテナントを出るめどもなく、生徒数も鳴かず飛ばずの状況では、大きな看板を出すのは遠い夢のように感じていました。
それがいよいよ出せる所へ引っ越せて、私は契約の時、「ベランダに看板を出してもいいのですよね?」と不動産屋さんに確認したものでした。

いざ看板を作ろうと思うと、何をどうすれば良いかが分かりませんでした。私は全く人脈がなく誰にどんな風に頼めば良いか分かりませんでした。お金はどの位かかるんだろうとか、ぼられたらどうしようとか、今考えるとつまらない心配を真剣にしていました。
でも、心の中では、日に日に看板への夢が膨らみます。何だか看板さえ出せば、生徒さんがわさわさやって来る気さえしてきます。林先生とそんな話をしては、取らぬ狸の皮算用で、手を取って喜んだりしていました。頭の中では、すっかり、私の看板のイメージは出来上がっていました。

そうこうしている内に、私は当時行きつけの中国整体の施術者の方から、「それならとてもいい看板屋さんを知っているから紹介してあげるよ。」と、看板屋さんを紹介していただきました。なるほど、とても安く丁寧に良い看板を作ってくださいました。

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そしていよいよ看板が取り付けられた時、私はその看板を見てずっ~と私が、長い間、心に描いていた、まさにその看板がそこにあるって感じました。その時、しみじみ、イメージしたことは実現するって本当なんだと思いました。

この経験をきっかけに、その後もイメージで見たことそのものが現実になる経験をしました。また、自分の願っている方向に事が進んだり、環境が整ったりすることも経験してきたようです。
だから、私は、「人は、なりたい自分になるようにできている。」のだと信じています。そして大切なのは、どんな自分に、どんな風になりたいのかをはっきりと意識しておくことが大切だと考えています。

私はこのような事を、いい大人になって、教室を始めて苦労しながら、自分の経験から学びました。 だから子供達には、初めからこんな事を伝えられたらと願って教室をやっています。

≪つづく≫

Vol.12 看板

Vol.11 危機一髪の脱出

Vol.10 経営者として~

Vol.9 原動力

Vol.8 娘との苦難の道

Vol.7 勉強会

Vol.6 教室探し

vol,5~直感~

vol.4~教室開校の決心~  

Vol.3 一生の仕事を持つ夢

Vol.2 右脳教育での子育て~子供の心を観る教育~

Vol.1 右脳教育のきっかけ~娘の育児と新聞コラム~