子育てーまなざし No.6 自分にとって大切なこと
今月は、高学年クラスの小学6年生のさやか(仮名)ちゃんの事をご紹介します。さやかちゃんは、年少前さんから当教室に、丸9年も通ってきてくださっています。弟のあっちゃん(仮名)は、0才から来てくださっています。元気いっぱいでスタッフにも負けないくらい教室を愛してくださっているお母様。そのゆるぎない七田教育への信頼が、お二人のお子さんの能力開花に大きく影響していると思います。
さやかちゃんは、高学年クラスでは、特に目立って何かが良くできるという訳ではありません。(もちろん平均以上ではありますが。)おとなしいきちんとした女の子で、いつも淡々と自分のペースで取り組んでいます。でも、彼女が本当はとってもお茶目であることも、教室がだーい好きであることも私は、何故だかよく知っています。そんな彼女がここ半年から1年にかけて、深く静かに内面的なものが変わり、心が育っていく感じがとても伝わってきました。女の子から少女へ、世の中や生きることの深い意味を受け取ろうとしている・・そんな感じがしてなりませんでした。
可憐という言葉がぴったりのさやかちゃんは、レッスンの中でも特にイメージトレーニングが好きなのだそうです。その前にやるエネルギーワークも大好きだそうです。これらをやると心が何だかとっても落着いて良い気持ちになるのだそうです。私の指導に無心にイメージの世界に入るさやかちゃんの姿は、とても清らかです。
ご存知のようにイメージは右脳の情報処理手段です。これを自在に使いこなせるさやかちゃんは、学校の勉強はもちろん、運動やピアノなどあらゆることをイメージを駆使してこなしているそうです。お母様曰く、「全ての教科において余裕を持って楽しんでいます。また、アイデアが豊富で楽しみながらこなすので、数々の長を任され、全校のリーダーとして活躍しています。」

責任感があり、誠実で何でも上手にこなしてしまうさやかちゃんは、学校の先生から頼りにされ、お母様から見ると小学生には負担が大きすぎるのでは?と思えるような事も頼まれて、気を揉む事もあったそうです。でもさやかちゃんは、本当に無理だと思った時は、きちんとそれを自分で先生に伝え、自分が責任を持ってやれるだけの事を引き受けてやっていくのだそうです。そのようなさやかちゃんのあり方に、お母様の方が教えられることも多いそうです。
私から見ると、実年齢よりかなり内面が育っていると思いますが、お友達とふざけ合うことも自然にできて楽しく遊び、「お蔭様で、いつもお友達に囲まれ、みんなに好かれているようです。」とのことです。またクラスで弱い子や困っているお子さんに対して優しく手を差し伸べ、先生に感謝されるそうです。
この春から6年生になって、受験塾K学院に通い始めたさやかちゃんは、時間がなかなか取れず塾の宿題もK学院でこなす程度で、家ではほとんど何もやっていなかったそうです。それが学院でのテストでいきなり1位の成績だったそうです。さやかちゃんにとっては、塾での授業で集中していれば、ほとんど頭に入ってしまうのです。 学校の勉強も同じで、家で勉強しなくてもほとんど満点なのだそうです。
そんなさやかちゃんが、レッスン時間が4月から変更になったために、土曜日に来れなくなってしまいました。その時お父様は、「もう今までずうっと通ったし、成果も出て、成績や能力的な事も十分だし、そろそろ七田を卒業してもいいんじゃないか。」と退室を勧めたそうです。それを聞いたさやかちゃんは、自らお父様に、「七田に行くと心がとっても楽になって、元気が出るの。私にとって、七田は必要なものなの。やめさせないで。」とお願いしたそうです。そして、お父様もさやかちゃんの言葉に気持ちを動かされ、今は金曜日のクラスにおばあ様の送り迎えで通ってきてくれています。
このお話をお母様に伺った時、私は、胸が一杯になりました。さやかちゃんは、その鋭い感性で物事の本質がどこにあり、自分にとって本当に大切なことが何なのか、わずか6年生でちゃんと分かって、きちんと言うことが出来ています。すごいなぁと思います。
さやかちゃんのまなざしは、いつも静かで優しく、物事の奥を一心に見つめているような感じです。将来、さやかちゃんが、その豊かな才能と感性で多くの人に手を差しのべ、活躍している姿が目に見えるようです。