子育てーまなざし No.7 愛を伝える教育
今月は、五井教室の年少クラスのお兄ちゃんの裕ちゃん(仮名)、1歳クラスの弟の昴くん(仮名)のご兄弟のお母様にお願いした手記です。お母様は感性豊かで、精神性の高い方です。でも、最初にお会いした時、兄弟でお母様を取り合い、特に裕ちゃんの様子が心配でした。お母様も一生懸命なのに、それが空回りしてとても大変そうでした。多くのお母様が下の子が生まれた時、悩まれる状況ではないでしょうか。 それを今、みんなで乗り越えつつあります。 お母様の素直で一生懸命な姿に、拍手です!!
体験レッスンでの出来事です。私と子供たちがレッスンを興味深く楽しみながら受けていた時に菊地先生より「お母さん、上のお子さんは下のお子さんを苛めていませんか?」と言われ、私は驚いてしまいました。何故なら、私はその事で悩んでいたからです。兄の裕は、弟が出来てからやきもちが酷くなり、弟を押したり、叩いたりするようになっていました。まず裕を優先して可愛がってきたつもりだったのに・・・。私は、裕を厳しく叱るようになりました。すると私に反抗的になり、だんだん祐と心が通じなくなってきました。子育てがうまくいかないもどかしさにイライラし、どうすれば良いのだろうかと思い悩んでいました。先生は、そんな私の心境など知る由もないはずです。私はもう目を丸くして 「はい!」 と答えました。すると先生は 「お兄ちゃんを抱きしめてあげてください。“生まれてきてくれてありがとう。”と言ってあげてください。抱かれるのを逃げても、本心はお母さんに愛されたいのですから、抱きしめてあげてください。」 とおっしゃいました。 その言葉が私の心の中まで響きました。そして、ぜひ入室させて頂きたいと思いました。
その夜から、私は早々に実践しました。裕は私に「もう、僕にチュ-しないでね。」と言って抱かれるのを嫌っていました。私は自立の一歩だと判断して、その言葉を信じていたのです。心の裏返しなんて思いもせず、裕に大変淋しい思いをさせていたなんて…。子供が生まれてきた時の喜びを本当に今一度思い出して裕を抱きしめ “生まれてきてくれてありがとう。” と言いました。恥ずかしそうににっこり笑った顔が愛おしく、温かさが私の心の奥までしみていきました。
それから、お教室の初日をワクワクと楽しみに張りきって行くと、なんと悲劇が起こってしまいました。 レッスンが始まると、まもなく弟の昴が眠くなって泣き出したので、退室すると今度は裕がお教室に入りたいと大泣きして、二人の子供に手がつけられなくなってしまいました。ほとんどレッスンを受けられないままその日は終わってしまいました。こんなことでお教室を続けられるのかしらと心配になり、裕に 「また、お教室に行く?」 と聞くと、裕は即答で 「行きたい!!」 とはっきりと返事をしたので、私は安堵し、またあんなに泣いたのに不思議でした。
菊地先生からは、暗示法をアドバイスいただいたので、その夜から実践しました。いつも先生からのアドバイスは、神秘的な言葉を頂くので、七田式の子育てに興味を覚えていたら、一冊の本 「認めて、ほめて、愛して育てる」 を先生より勧められ、すぐに読みました。読み終えて、とても反省し、感動しました。“怒る感情を子供にストレートにぶつけてはいけない”私は裕の心をどんなに傷つけてしまったのだろうか?私は心から裕に、謝りました。そして、トラウマの話が本の中にもありましたので、そこまで深く謝りたいと思い、裕に聞いてみました。すると 「ママがいなかったの。パパだけいたの。今度は、ママがいて。」 と。私は何を言っているのか、すぐ思い当たりました。裕は病院での入院経験があり、就寝時の不安、淋しさが裕にとって計り知れない悲しみになってしまったようです。私も我が子を亡くすのではないかと不安で苦しかった感情を思い出して泣いてしまいました。その時、(そうだわ、裕もこんな苦しい感情だったのかもしれない)と思うと、裕のトラウマの感情を感じている様な気持ちになりました。 「ママがいなくてごめんね。淋しかったね。悲しかったね。苦しかったね。ママが傍にいるよ。ママも離れて淋しかったのよ。もう元気になったから入院しないの。だから大丈夫。ママはずっと一緒にいるよ。」 そう言って心が触れ合ってから、裕は次第に落着き穏やかになっていきました。今は、子供の心を近くに感じられます。
私たち親子は、五井教室に入室して先生方と出会えて本当に良かったと、心から感謝しています。息子達は、レッスンのある日を楽しみにして、兄弟でフラッシュカードを真似るなどして遊びます。学習CDを聴くのも好きで、すぐ覚えてしまいますから驚きます。先日も裕は、おもちゃを探しながら “暗中模索” と言っているのです。幅広く教えていただけるので私もレッスンが楽しみです。今しか出来ない子育てを楽しみ頑張ろうと思う日々です。