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Vol.7 勉強会

 開校して半年も経つと、開校前に準備していたカードも見せつくし、何をどうやれば良いのかも分からなくなり、行き詰りました。「このままでは、どんどん生徒さんが減り、教室が潰れる!!!」切実にそう思いました。

そんな時、本社主催の定例の講師研修会がありました。今でもはっきり覚えていますが、その時私は本当に切羽詰っていて、行きの電車の中では、涙が出そうなくらい悩んでいて、疲れから体調も最悪でした。 
七田は、特に当時は、本当にユニークなオーナー先生たちがいっぱいでした。型破りで面白くて、とても一見教育者には見えない人がたくさんいました。しかし、お話を伺うとどの先生も素晴しく、立派に教室を経営され、私から見ると雲のまた上、憧れの存在の方ばかりでした。
そんな先生方の中でも、名前だけは何度も聞いたことのある、研修会でも私たち講師に講師として前に立たれている大変有名な先生がいらっしゃいました。
 その先生と何度目かの休憩時間、たまたまエレベーターで二人だけになりました。私は、このチャンスを逃がしたら、もう二度とないと考える前には、先生に言っていました。「今度先生のところへ勉強に伺いたいのですが!!!!」 あまりにも切羽詰った私の迫力に、先生は「ウ、・・・ウン、いいよ・・・」と、おっしゃってくださいました。私は、もう、内心(ヤッター!!!!)と、天にも昇る思いで、フラフラと自分の席に戻りました。そして、席に戻って、ハタと気づきました。私は、先生に自分を名乗ることさえ忘れていたのでした。次の休み時間まで、講義はもう、上の空でした。先生が、さっきの事を忘れないうちに、早く先生のところに行って、名刺を渡し、もう一度念を押して、「帰ったらすぐお電話します。」と言っておかなければ・・・。

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そのことがご縁で、先生の所でずいぶん勉強させていただきました。同じように先生のところへ集う先輩たちの仲間にも入れていただき、勉強会という形となってその後何年も続きました。仲間たちはみな意欲的で、少しでもよい教育内容にしたいと休日を返上し、手弁当で集まりました。    今は、先生も仲間の多くとも、それぞれの道を行き交流も余りありませんが、あの時、苦労をともにし、一緒に学び、将来に向かって頑張った仲間は、まるで青春時代を共にした友人のような、離れていても深い所でつながっている感じがします。仲間がいたから苦しいことを分かち合い、慰められ、私だけが苦しいのではないと勇気づけられました。仲間がいたから、頑張れたのです。
それから、私は、気の合う先生方とそれこそ京都でも大阪でも、評判の先生に許可が取れれば勉強にとんでいきました。働いても働いても自分のお給料は、全く取れない状態でしたが、勉強に使うお金は、全く気になりませんでした。お金以上のものを、私は、毎回受け取ってきたからです。


精神的にも肉体的にもボロボロになっている私が、講師研修会や勉強会に行くたびに、すっかり元気になって帰ってくるので、林先生はいつもびっくりしていました。私は、聞き上手の林先生にひとつ残らず、自分の経験し感動したことを話します。林先生は、まるで自分もその場を経験したみたいに一緒に泣いたり笑ったりしてくれました。 そして、いつでも(今でも)私を気持ち良く、勉強会へ送り出してくれるのです。
あの時の先生、仲間たち、林先生、本当にありがとう。感謝の気持ちでいっぱいです。
  ≪つづく≫



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